銀行融資による資金調達法~中小企業向けの銀行融資をチェック!

銀行融資

銀行のイラスト

大企業でも中小企業でも、何らかの事業を行おうと思えばどこかから資金を調達しなければなりません。

 

中小企業の場合、資金調達に際してはかなりの確率で銀行融資を利用することになります。

 

最近ではいくつか新しい調達方法が登場していますが、中小企業にとって未だに定番の方法となっているのが銀行融資です。

 

今回はこの銀行融資について取り上げていきます。

 

銀行融資とは

銀行融資とは読んで字のごとく、銀行が行う融資(資金の貸し付け)のことを指しています。
もう少し具体的に言うと、民間の銀行が企業に対して行う利子付きの資金の貸し付けということになります。

 

銀行融資は非常に古くからある資金調達の方法で、日本企業の多くはこの方法で資金調達を行ってきました。
そして現在も、大企業を含めが多くの企業が銀行融資を利用しています。

 

最近では、従来にはなかった資金調達の方法がいくつも登場しているため、銀行融資は従来の調達方法だと言えるかもしれません。

銀行融資には、大きく分けて2つの種類があります。
1つは「プロパー融資」、もう1つは「信用保証協会の保証付き融資」です。

プロパー融資とは、銀行が自ら貸付先の信用度を判断し、貸し付けの可否を決定する融資です。
この方法では、融資に対して銀行が100%リスクを負うことになります。

 

 

一方の信用保証協会の保証付き融資は、公的な保証人である信用保証協会が個人事業主または法人代表者の保証を行う融資です。
この方法では、万が一返済が不可能になった場合には、信用保証協会が債務者に代わって返済を行うことになっています。つまり、それだけ銀行としてはリスクの低い融資だと言うことができます。

 

色々な銀行融資

現金と社員銀行融資は、プロパー融資or信用保証協会の保証付き融資という分類の他に、さらに細かく分けることができます
ここですべてを紹介することはできませんが、代表的なものをいくつか挙げてみたいと思います。

 

証書貸付

融資を受ける際に金銭消費賃借契約書(借用証書)を提出する方式の銀行融資証書貸付と言います。

 

主に1年を超える長期融資の際に利用され、借入期間は多くの場合、運転資金として借りる場合は7年以内、設備資金として借りる場合には15年以内に設定されます。

 

返済方法は元金均等返済が一般的です。

 

 

 

当座貸付

事前に取り決めた金額を上限として、債務者が自由にお金の借入や返済ができる銀行融資のことを当座貸付と言います。
当座貸付には以下の2つの種類があります。

 

一般当座貸越

 当座預金残高を超えた額を引き出す際に不足分が自動的に貸越しになる借入方法

 

専用当座貸越

 通常の預金口座とは異なる専用口座を用意し、この口座から必要な金額を引き出す借入方式

 

 

不動産担保融資

不動産

土地や建物などの不動産を担保にしてお金を借り入れる銀行融資のことを不動産担保融資と言います。

 

一般的に銀行融資と言った場合に多くの方がイメージされるのがこの方式です。

 

金利が安く融資額が大きいことが特徴ですが、半面で審査にかかる時間が長いというデメリットがあります。

 

 

手形貸付

約束手形を振出し、これを担保にしてお金を借り入れる銀行融資のことを手形貸付と言います。
借入期間は数か月~1年以内と比較的短期で、返済は期日一括払いが基本です。

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